フィリピン人に魅せられて DVに悩まされるフィリピン人

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DVに悩まされるフィリピン人

1994年フィリピン出身のアメリアさん（仮名）は

公園に行ってきます

と当時9歳だった長女の手を引き玄関を出た。

そしてそのまま家には戻らなかった。

彼女はＤＶ（家庭内暴力）を振るう夫から逃げだしたのです。

彼女はマニラで10歳年上の夫と出会い結婚した。
長女の出産後宇都宮市にやってきた。

来日当初彼女が知っていた日本語は

ありがとう

だけ。

子供に絵本を読んであげたい

との思いで平仮名と片仮名を覚えた。

結婚から10年を経て夫と性格の不一致を感じ
離婚を切り出すと夫が豹変したそうです。

体のあちこちにあざが残る位殴られたそうです。

彼女は

ＤＶする人は目が違う。殺されたっておかしくない

と言い

暴力を振るうのは精神的に弱い人。
離婚されて一人になるのが怖かったのね

と述べた。

そんな彼女はいつしかＤＶの被害に遭うフィリピン人女性の
相談に乗る様になった。

言葉が分からないのに

お前はバカだから

と平気で言われた人や姑から

子供が生まれたらフィリピンに帰っていい

と言われた女性も居たそうです。

2006年に保護されたフィリピン人16人のうち
6人がＤＶを受けていたそうです。

離婚したら日本に居れなくなると我慢し続けてしまう人や
実際子供の親権が取れれば日本で過ごせますが
誰に相談したら良いのか分からないフィリピン人も多い。

また親権が取れなかった場合
フィリピンに帰らないといけない。

アメリアさんは6年前猛勉強の末に

ホームヘルパー2級

を取得したそうです。

今まで頑張ってきたから
少しスローライフを送ろうかな

と彼女は述べた。

私も長い事フィリピンに関わってきたので
たくさんの国際恋愛夫婦とも知り合いました。

勿論幸せに過ごしてる夫婦も多いのですが
中には段々とすれ違ったり
中にはＤＶを受けてる奥さんも居て
相談に乗った事もあります。

普段は優しいのに酒を飲むと暴力を振るう男性や
元々気性の荒い男性。

ＤＶって言うのは一回振るうと病気みたいなもので
中々治りません。

しかし彼女達はそれを誰に相談したら良いのかも分からず
また日本人女性の様な逃げ場所がない。

今では段々と国際結婚も増え
相談出来る場所も増えましたが
もっと外国人達が気軽にそして分かり易く
相談出来る様になると良いですよね。

私自身もきっと結婚生活には色々あると思いますが
こういう実態をいつまでも忘れない様にしなきゃと思います。

2008年1月9日（水）のフィリピンペソ・日本円の換金レートです。
10000円＝3,710.21ペソでした。

フィリピン現地の換金場所によって若干レートは変わりますので
お気を付け下さい。

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【2008/01/09 19:26】 | 管理人のコラム | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |

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