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フィリピン人に魅せられて
2000年からフィリピンパブに嵌った男のブログ。 フィリピンに魅せられながら今なおフィリピン人に嵌っています。
11 | 2007/12 | 01
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42 帰国
ここからと言うかこのストーリー自体
今だからようやく書ける様になった。


これからしばらく文章が重くなりますが
読んで頂けたら嬉しいと思っています。


帰国後私は気が早いが結婚に向けて少しずつ
動き出していた。


狭いアパートからの引っ越しも考えていたし
フィリピーナと結婚する為にはどうしたらいいのか?と言う事を
ネットなどで検索したり・・・
そんな日々を送っていた。


来月にはケイが再び来日し
その6ヵ月後には私達はフィリピンで結婚式を挙げている
そう思っていた。


今回の6ヵ月はお互いの考えでなるべく会う事は我慢し
私はお金を貯める。
そう話し合っていた。


何もかもが上手くいっているはずだった。
しかしそんなある日ケイにいつもの様に電話をすると
出ないんです。


今までこんな事はほとんどなかったので
ちょっと気にはなりましたけど

「忙しいのかな?」

と思いしばらく待ちました。


しかしその後も連絡が続かない。


過去一度フィリピーナから電話をカットされ
連絡が取れなくなった事がありましたから
その辺が心配になりました。


そしてそんな連絡が取れない日々が3日続き
私の心配がピークに達した頃

「ヘロー」

と電話が繋がった。


ケイとは違う声に一瞬ビックリしながら

「アコポシシュン(私はしゅんです)」

と告げると

「シュン?? シュン!!」

そして電話の声が絶叫に近い涙声に変わった。


そして相手は何やら言ってるのですが
この頃の私はほとんどタガログ語が分かりませんでしたから
全く向こうの言ってる事が分からないのです。


ただ

「何かがあった」

と言う事だけは分りました。


どうしたら良いんだろう。
私は過去ケイと同じ店で働き私も指名していたリカに電話をしてみた。

「もしかしたらフィリピンに居るかも知れない」

彼女は想像通りフィリピンに居た。


「あ~~ 俊 どうしたの?? ひさしぶりね!」

「久しぶり ごめんね ケイに何かあったみたいなんだ

番号教えるから聞いてくれないかな?」

「わかった」

「じゃ 後で電話するよ」

「はい わかった」

祈る様な気持ちだった。






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43 何故?
こっちから掛けるつもりでしたが
リカから電話が着ました。


すぐにかけ直すと
泣いているリカ。


「どうしたの?? リカ」

「ケイ死んじゃっただって  子供一緒」

「・・・」

「車乗ってて事故あった」

「・・・」

「しゅん!」

「あ うん ごめん 

リカはいつまでフィリピンにいるの?」

「まだわからない でも長いと思う」

「もし俺がフィリピンまで行ったらガイドしてくれる?

ケイの家に行きたい」

「はい 大丈夫です」

私は会社に身内が亡くなったと言う事で
休みをもらった。


そこからフィリピンに行くまでの気持ちは
正直あまり覚えていない。


人間悲し過ぎる事や辛過ぎる事って言うのは
意識の中から消去する働きがあるのかも知れない。


とにかくボーっとしていて
気づいたらフィリピンに居たと言うのが実際のところかも知れません。

フィリピーナ専門1435254.com



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44 久し振りの再会
空港でリカと待ち合わせをして
すぐに会う事が出来ました。


「久しぶりね」

と軽く笑うリカに

「そうだね 久し振りだね 元気だった?」

と尋ねる私。


この時はまだケイが死んだと言う実感が湧いてなかったのか
ケイの家に向かう車の中では割とちゃんと話す事が出来た。


そして一時間ほど車を走らせると
そこには少し前に訪れた風景が広がっていた。


リカが

「大丈夫?」

と私に聞き

「うん 大丈夫」

と言う私の言葉を待ってからケイの家に。


「ベイビーー」

そう言ってケイが笑顔で現れるんじゃないか?
とふっと思いましたがそんな事は当然ありませんでした。


彼女のお父さん・お母さん・兄弟などが居て
お母さんが

「逢いにきてくれてありがとう」

みたいな事を言い泣きながら私に抱きついてきました。


そしてお父さんも少し悲しそうな顔をしながら
私に握手を。。。


部屋の中にはケイと子供の写真がたくさん飾ってあり
兄弟達は泣き出した。


リカが訳してくれた話しによると
ケイと子供は親戚の車に乗っていて
事故にあったのだそうだ。


気持の整理がつかないまま
私は家族に案内されお墓へ。。。


日本のそれとは違い質素なお墓があり
そこには彼女の名前が書かれていた。


それを観た時私は涙が止まらなくなった。
恐らく人生でここまで涙したのは初めてだったかも知れない。
私の泣き顔を見てケイの家族やリカも泣きだした。


何時間そこに居たのかは分からないけど
相当長い時間私はそこに居たと思う。


そして帰ってからはずっと彼女と子供の写真を眺めていた。


彼女の家族の方がほんとは私以上に辛いんでしょうけど
私を心配してくれ
色々話しかけてくれたりご飯を出してくれたり。


「サラマッポ」(ありがとう)

とその度に答えてはいたが
私の頭の中は麻痺していて
自分がどうしてここにいるのかもよく分かっていなかった。


結局この日は

「泊まっていきなさい」

と言う家族の勧めを断り
リカにホテルをとってもらう事にした。


リカの部屋もとり

「ごめんね いろいろ迷惑かけて

明日の朝まで一人にさせて」

と言い部屋に入った。

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