フィリピン人に魅せられて 2007年12月02日

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45　私に出来る事

部屋に入った瞬間私は号泣した。
声をあげながら泣いた。

しばらくそうしてるうちに多少
頭が働いてきて
少しだけ冷静に物事を考えられる様になった。

「俺に出来る事はなんだろう」

一晩中それを考え
そしてそれが決まった後は想い出に浸った。

次の日の朝リカに

「これ少ないかも知れないけど

ガイドのお金

色々ありがとう」

「えっ？？　いらない　いらない

私はケイとも友達だった　あなたも友達

だからいらないね」

「ありがとう

でもリカが居なかったら俺はここに来れなかったし

何も分からなかった。

だからほんとにありがとうだしその気持ち」

とほぼ無理矢理っぽく彼女にお金を渡した。

そして今回のフィリピン行きの為に持ってきたお金を出し

「これをペソ（フィリピンの通貨）に全部替えたいんだけど」

と頼み銀行へ向かった。

その後ケイの家を訪れ

「昨日は色々とごめんなさい」

と謝りそして

「これはケイが日本で頑張った結果です

だから受け取って下さい」

と先程銀行で両替したお金を渡した。

「お金」

と言う形は失礼だったかも知れない。

ただ彼女は日本に居る時よく

「私の家族幸せになるために頑張ってる」

とか

「お父さんも病気あるだから仕事出来ない」

なんて言っていたので
そんな彼女の気持ちを少しでも私が形にしてあげたかった。

断る両親に

「ケイは凄く良い子です

いつも家族の為に日本で頑張ってました

その頑張った結果がこれです

だから受け取ってください」

と渡した。

家族はリカが訳してくれた言葉に泣き
そして私にありがとうと言った。

この日私はもう一度ケイのお墓へ連れて行ってもらい
色々な事を語りかけた

そして私は日本へ戻ってきた。

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【2007/12/02 22:56】 | フィリピンと私の過去 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) |

46　ケイ

このブログを作るに至って私は色々と考えました。
ずっと前からいつかはと言う気持ちはあったので
何度か途中まで書いたりしたのですが
いつもケイの事を書こうとすると手が止まっていました。

しかしこれを書かないと前に進めないのでは？
と言う暗示みたいなものも私にはあって。。。

ケイは素晴らしい女性でした。
私に人を愛する幸せを教えてくれました。
私に愛される幸せを教えてくれました。
そして私にフィリピーナの魅力をたくさん教えてくれました。

もしあの時ケイが事故に遭ってなければ
きっと私はケイと子供と幸せに暮らしてたと思います。

今この文章を書いていてもケイの恥ずかしそうな笑顔が
浮かんできて涙します。

だけどどんなに泣いてもケイは戻ってきませんし
どんなに想ってもケイは戻ってきません。

ケイは私の中で今もとても大事な存在です。
しかし居なくなってしまったケイに依存する事は不幸です。
そしてケイはそれを望まないと思います。

だから私は前に歩いていきます。
歩くまでには相当長い時間が掛かりましたが
そんな私も次章から書いていきたいと思います。

フィリピンライブチャットでフィリピーナの恋人探し

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【2007/12/02 08:02】 | フィリピンと私の過去 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) |

47　孤独

季節は2004年冬。
初めてフィリピンパブに行った日から4年が経っていた。
思えばこの4年で私の人生も大きく変わった。

毎日仕事と家の往復。
正直フィリピーナを見るとケイを思い出してしまいそうで怖かった。

この頃の私は重症で街では見たくないのにフィリピーナを探し
そしてケイを探していたし
ＴＶなどを点けててもフィリピーナみたいな顔の女優が出ると
憂鬱な気持ちになりＴＶを切ったりした。

また睡眠障害になっており目を閉じるとケイの事ばかりが浮かび
目を閉じる事が怖かった。

会社に居ても突然泣きたくなったり叫びたくなったり
酷いものでした。

ただそんな日々の中考えていたのは

「あれだけたくさんの幸せを与えてもらったのに

このままではケイにも申し訳ない」

と言う事。

私にそんな事があったとは知らない上司が

「忘年会でまたフィリピンパブに行くぞ」

と誘ってきて
私もこれを良い機会だと思い久しぶりのフィリピンパブへ向かった。

忘年会
そして2005年の新年会と2回フィリピンパブに行ったが
私はずっとケイに似たフィリピーナを探していた。

何かを変えなきゃいけない。
でも中々そう簡単にはいかない。。。

そんな中私はまたあのお店の扉を開いた。

ケイを思い出す事は辛かったがそれ以上にフィリピンパブを知る前の
単調な日々に戻る事や
誰かに愛されたり誰かを愛す事が出来ないと言う事に
それ以上の寂しさを感じていたのかも知れません。

1000人以上のフィリピーナを口説きまくれ

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【2007/12/02 07:16】 | フィリピンと私の過去 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) |

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